もし家族一員そろって同じMVNO(もしくは複数のMVNO)へキャリアから乗り換えれば、間違いなく大幅なスマホ料金のコストダウンが実現できます。加えて複数人分の大きな金額が浮くことにより、家計での支出項目を見直したりまとまった予算を組むことが可能となります。
キャリアスマホから思い切ってMVNOスマホへ乗り換えることで、想定外のいろいろなメリットがあるのです。思い切って断行するだけの価値はありますよ。
家族揃ってMVNOに乗り換えるメリット
コストダウン額がはるかに大きくなる
いうまでも無い、当たり前のことかもしれませんが家族でキャリアからMVNOへまとめて乗り換えれば
一人当たりのスマホ料金節約金額 X 人数
分の金銭的な余裕が生まれます。
頭では理解していてもいざ実際に家計にそれだけ↑の金額的余裕が生じると感慨深いものがあるはずです。何らかの可能性に目覚めることうけあいです。
新たな家計予算が生まれやすい
可能性の筆頭としては、新たな家計予算を組めるようになることです。
利用する(乗り換える)MVNOによって(ないしは今使っているキャリアスマホの月額によっても)節約額ひいてはいやおうなしに浮いてしまう金額の差はあるものの、とにかくまとまった家計予算をとれるようになるハズです。
生活レベル改善のきっかけとなりやすい
MVNOスマホへまとめて乗り換えることで生じた、まとまった予算金額。それにより生活レベル改善をもくろむことが容易に達成可能となることでしょう。
浮いた金額別の予算案の例は後述しますが、あなただけの新家計予算プランを今のうちに計画しておけばMVNO選びの際も迷う事が少なくなりスムーズにキャリアからの乗り換えを実現するきっかけとなりやすいですよ。
スマホ過剰依存へのいましめ
最近ではスマホへの過剰な依存による各種の弊害が議論される傾向にあります。
- スマホ利用時の姿勢による首・肩の不調
- スマホ長時間利用による生活への悪影響
- SNS没頭により増大する心理的ストレス
- 追加サービス利用による高額料金の請求
- ながらスマホによる交通事故
スマホ契約の見直しはこうしたスマホへの過剰依存(およびそれによる弊害やリスク)を振り返り自分自身を見直す新たなきっかけとなることでしょう。
キャリアスマホはMVNOより確かに快適なサービスであることには依存がありませんが、少なくともスマホを日常的に利用する点ではMVNOでも結構いけます。大幅な利用品質の低下はほぼないものと考えても差し支えないと思われます。
もしそうだとしたら、多少サービスの質を落としてもその分工夫の余地を模索することでMVNOでの契約によっても健全かつ快適なスマホ活用が可能であるということに気づくきっかけとなります。
家計予算の運用バランスを上げる
キャリアスマホを家族で契約している上に料金プラン面での考察がルーズであると、かなりの程度で家計を圧迫しがちです。家計予算の10%は優にうわまわるハズです。
MVNOに家族揃って乗り換えれば、家計予算の5%くらいは簡単に浮かせることができます。そうなると使いたい事や使うべき事への選択支が実現可能となりますから、家計予算の運用バランスをUPさせることにつながります。
スマホの利用効率そのものも上昇
漠然とキャリアスマホを使い続けていても、料金面でのメリットはさほどありません。というのは長期契約による特典のようなものが無いわけではないですがうまく活用するにはそれなりのスキル・知識が必要であるからです。
むしろ長期契約していてもスマホ機種が古いまま使い続けていると、デメリットの方が大きいのです。
古いスマホはあっという間に使い勝手が悪くなりますが、それはハード面の寿命によるものだけではありません。むしろOSやアプリのアップデートによる高機能化にハード面での旧スマホが追いつかなくなることが最大要因です。
スマホは定期的に新しい機種に変えるべき、いや変えたいのでしょうが。でも機種変更は実質的な解約と新契約という形を通常取るので、既存のお得な料金面でのサポートを受けられなくなりがちです。おまけに新機種の料金負担(※通常は分割で月々のスマホ料金へ上乗せ)もばかになりません。
それならばいっそ、MVNOでスマホプラン契約を前提にMNP乗り換えないしは新規契約でMVNOに移るのがおススメです。新機種スマホを使えばよほど低価格低品質な機種を選ばない限り、スマホの利用効率は明らかに向上しますから。
MVNOへ乗り換えのコツ
スマホに求める質をあなたなりに定義してみよう
あなたはスマホにどこまでの質を求めますか?それにより乗り換えるべきMVNOを選択しやすくなります。
MVNOを探すには
充実系MVNO
キャリア並みの回線設備や通信速度を提供しているMVNOです。
- Y!mobile
- UQ mobile
これらはキャリア(ソフトバンクやau)のサブブランドであったり子会社であり、キャリア回線と比べてもほとんど変わらない回線品質であると評判のMVNOです。その反面スマホプランの料金は他MVNOと比べて明らかに割高になりますが、キャリアスマホよりははるかに安いプランそして大幅な料金節約を実現できます。
上記以外にも、中間業者であるMVNEの違いによってはMVNOの質が変わってきます。
- IIJmio
- mineo
- 楽天モバイル
- OCNモバイルONE
などは比較的評判のMVNOですね。
格安系MVNO
- TONE モバイル(TSUTAYA)
- DMMモバイル
- b-mobile
- LINEモバイル
特化系
例えばTONEモバイルなどは、見守りスマホに特化したサービスを提供しています。またLINEモバイルはLINE(ライン)などSNSに特化したプランを厳選して提供しており料金も他者MVNOと比較して安いうえにコストパフオーマンスも高いのです。
その他
MVNOの営業形態によって、強いサービスに違いがあります。あなたのスマホ利用目的に沿って選ぶ余地があるということになります。
なお家族契約に特化したMVNOもいくつか存在し、検討の余地があります。
スマホの新機種選び
古い既存機種で使うなら
安くはあがるものの
スマホはどんどん重くなります。原因はアプリやOSの負担がメモリーを圧迫するからですが、その他にもバッテリー消耗や部分的故障なども見逃せません。使い勝手が低下するのは致し方ないことですが。高額機種なら比較的長くスマホを運用しやすいのですがやはり同様の傾向が多少なりとも存在します。
スマホ機種次第
古い機種ではほぼ間違いなく使い勝手はむしろ低下します。もともと低スペックなハードであるところに通信回線の相対的低下(※キャリアからMVNOに変えたことによる)が加わるからです。スマホ乗り換えを提案したいところですね。
上質な機種(あるいは高価な機種)ならMVNOで使い続けても快適に利用できる余地が大きいです。
新し目の機種ならば、モノによりますがMVNOでも快適に使い続けることが可能となるでしょう。そしてそれは使い方次第でもあります。
格安スマホ購入
家族のメンバーのうち長期間同じスマホを使っている人限定で、MVNOでのスマホ契約にすることをおススメします。古いスマホを使い続ければ確かに格安SIM契約のみで済むことによる料金上のメリットはありますが、それと引き換えにMVNO運用を快適にはじめることが困難になっていくからです。
MVNOならスマホセットでも月額料金はキャリアスマホ契約よりはるかに割安で済みますから、コストを適切にかけるだけのメリットは十分あるのです。
独自入手
ハードルは若干上がりますが、MVNO経由ではなくスマホを白ロムや海外製品購入として導入する方法です。web販売ないしは店舗販売によるスマホを自力で購入します。
手間・暇はかかりますし失敗の可能性もありますが、MVNOでスマホセット契約するよりもむしろ割安である可能性が高いのです。
家族乗り換えにおススメのMVNO
準キャリア系
店舗系大手MVNO
実店舗を保有もしくは契約用カウンターを常設していて店舗での契約が可能なMVNOです。
- UQ モバイル
- Y!mobile
- IIJmio
- イオンモバイル
- 楽天モバイル
- BIGLOBE モバイル
- BIG SIM
Web契約専門のMVNO
激安MVNO
特化型MVNO
節約金額達成別、できること
家族でのMVNOスマホ乗り換えによる年間節約額別に、家庭でできることの一例をあげてみました。
年間5万円
- 外食
- 定額サービスの契約
- 預金
年間10万円
- 動画サービスによる講座受講
- 低料金の月額サービス契約
- 貯金
年間20万円
- 日帰り旅行
- 貯金
- 投資
- 習い事(オフライン)
年間30万円
- 家族旅行
- 海外旅行