MVNOでのスマホ契約では通常、あなたは自力でSIM(シム)カードをスマホに出し入れできないといけません。
無事に、つつがなく。可能ならばよりスムーズに行いたいですよね。
そこで今回の記事ではMVNOスマホ設定の第一関門であるSIM挿入についての対策事項をわかりやすくまとめてみました。
まずはスマホ電源を切り、体の静電気を抜きましょう。話はそれからです。
まずは注意点
スマホ電源を切る
SIMの出し入れ時にスマホの電源を入れっぱなしでは故障の原因になります。
要注意です。必ずスマホ電源を切ってからSIMを出し入れしましょう。
SIMに気を取られて、初歩的&致命的なミスだけはしないようにしましょうね。
静電気対策
人体の静電気はSIMカードのIC回路(基盤)を破壊しかねません。絶対に指で触れてはいけません。たとえ触れなくても静電気を帯びたまま指等を近づけるのも危険かもしれません。
※あなたの体が危険というのではなく、SIMカード上のIC回路に焼き付けてある契約情報等が破損しかねないという意味です。
SIMカードのIC回路部とは、金色の部分です、気をつけましょう。
- 接地されている金属面に触れて静電気を逃がす。
- 衣類(ウール類など)に気をつける、着替える。
- ビニール手袋等、電気を通さない方法でSIMカードを扱う。
SIMを入れ終わってから、スマホ電源を付ける(再起動)
完全にSIMをスマホ挿入口(スロット)に入れ終えて後、スマホを再起動しましょう(電源入)。
あわてない
もしスマホを再起動時にSIMを認識しない時、あわてる事はありません。
落ち着いてSIM挿入手順を再度試みてみましょう、あわてるのはそれからでも遅くはないのですから。
SIMを認識していない時は
SIM挿入手順を再度試みましょう。決してあわてず、大船に乗った気分で行いましょう。
考えられる原因としては以下のケースがあります。
- SIMが何らかの原因により破損状態である
- SIMが正しく入っていない(ずれる、角度が悪い?など)為スマホで認識できない
- スマホ自体の故障?
- 天のいたずら(※再度試みれば直る可能性あり)
SIMの挿入方法をマスターするには
幾つかの方法があります。面倒くさがらないで積極的にやってみるのがSIM出し入れに習熟する近道です。
スマホの簡易説明書を入手
pdf文書を入手しましょう。スマホやタブレット、パソコン(PC)等にDL(ダウンロード)して読んでみましょう。
おススメは「簡易」取扱説明書の類です。詳細な取扱説明書(マニュアル)よりは簡易マニュアルの方が、詳しいSIM挿入手順が見られる可能性が高いのです。
web検索
鉄板ですがGoogle(グーグル)やYahoo(ヤフー)などの検索エンジンでリサーチしましょう。
「SIM 挿入 方法」
といった複合キーワードで検索すると良いでしょうね。
- 検索1・2ページ目のwebページを一通り見る
- 画像検索に切り替える
- 動画検索に切り替える
動画説明を観てみる
youtube(ユーチューブ)などで上記の検索ワードを入れて動画をあたってみるのもいいですね。
視聴数の多い動画がおススメかもしれませんが、わかり易い説明をしている動画ならその限りではありません。
その他
- サブ機で練習しておく
- 上手な人に実演してもらいよく観察する
micro-SDとスロット併用
SIM以外にmicro-SD(SDHC/SDXC)にも意識を取られるのでやりにくいかもしれません。
SIM二枚+micro-SD とかのスロット出し入れだと、ふとした弾みにSIMやmicro-SDを落としてしまったりとか。
扱いやすいスマホ機種を選ぶのも一つの手ですね。
簡単なスマホSIM挿入手順の説明
1. スマホ電源を切る
これは鉄則です。厳守しましょう。
電源を入れたままSIMの出し入れをしてはいけません(スマホ故障につながる)。
2.SIMを用意する
MVNOで契約して入手ないしは送付されたSIMを手元に用意しましょう(※まだ生身の指で触れる必要はありませんから)。
3.SIMのスロットを空ける(引っ張り出す)
pdfマニュアルやweb検索(HTML文書、画像、動画)で手順のあらましを確認しましたか?正しい方法と専用の器具を使って行います。
4.人体の静電気を抜く(特に手首から先)
ここを省略する人が圧倒的大多数ですが、この項目は当サイト推奨です。
後悔したくなければぜひ厳守してください。
もしくは、(静電気をとおさない)手袋をはめるなどして静電気をシャットアウトしましょう。
なお、衣類にも注意を配りましょう。ウール物とかは要注意です。
5.SIMをスロットに正しく載せる
さあ、ここが最大の関門です。
SIMを載せる場所はあっていますか、入れるところにmicro-SDとか書いてませんよね。
左右・前後そして裏表はスマホの操作マニュアル(※簡易的なマニュアルがより詳しい)で一応確認しておきましょう。
SIMをスロットに入れる際、IC部分(金色の部分)には指で触れないようにしてください。
6.スロットを元に戻す(スマホ本体に入れる)
スロット上の正しい位置にSIMを載せたら、スロットを元に戻しましょう(スマホ本体に向けてスロットを引っ込める・入れる)。
きちんと入ったら、ようやくスマホ電源を入れられます。
7.スマホ電源を付ける(再起動)
スマホを再起動し、SIMを認識させましょう。
どうしても自分でSIMカードを扱いかねる人は、こうする
ちなみに
スマホ搭載のAIも、さすがにSIMカードの出し入れを代行してくれませんから。
なお最近ではスマホでもeSIM(イーシム)という新世代のSIM(カードではないです)が採用されつつあります。ですが大手キャリアですらまだ対応しきっていません。
e(mbeded)つまり埋め込み式のSIMなので手で触れる必要がなく専用アプリなどから設定ができるようです。
でも当面は手動で出し入れするSIMが主流となりますから、今回の記事で説明している方法をマスターしておくのがベターです。
スマホ選びを工夫する
- 簡単に入れられる機種を探して、選ぶ
- マニュアルや説明がわかりやすい機種にする
- 皆がよく使う機種なら、操作方法や説明を探しやすくなる
MVNO選びでチート?する
SIM挿入から初期設定までやってくれるMVNOも一部存在します。そういうMVNOで格安SIMや格安スマホを契約するという手もありますね。
あるいは、スマホ送付時にSIM挿入済みや初期設定済みの状態にしてくれているMVNOも中にはあるようです。
その他
- 友人・知人を頼る
- 勇気を出して自ら方法論を学ぶ(既出の方法で)
- サブ機とかで練習する
- 大手キャリアにとどまる?!
まとめ
- スマホへSIM出し入れ時の鉄則を再度述べます。
- スマホ電源を切ってから行う
- 静電気には要注意
- 入れる向き(左右・前後・裏表)、入れる場所に注意
- 力加減
- 文書・画像や動画・音声で学ぶ
- 人に頼る
- 契約時に工夫しておく
- キャリアへ丸投げ(最終手段)