ソーシャル・メディアとSNSは同一の事を指していない、という意見・主張があるようですが。それは一見正しいけど本質をとらえていない表面的な差異を述べているに過ぎないのではないでしょうか。
そもそも両者を比較する前に、ソーシャルメディアとマスメディアの比較が隠れた前提です。つまり順番は交代しますが、歴史的には一方的報道であるマスメディア(新聞、TV、ラジオ)と社交性を武器に双方向なコミュニケーションをはかるソーシャル・メディア。この両者において社会的影響力が逆転しようとしている動きを前提に考えなくてはなりません。
そしてソーシャル・メディアとSNS。集合で考えると前者は親であり後者は子にあたります。でも報道なりコミュニケーションを担うメディアの本質は「広告機能」である事は資本主義社会において否定できません。そして広告機能の優位性・現状での実力においてSNSはソーシャル・メディアの代名詞となってもおかしくはないのです。