キャリアよりはるかに格安でスマホを運用できるSIMを契約できるMVNOですが。残念なMVNOというのはやはり存在します。
契約して後悔しないためには、事前にあなたのスマホ等利用法にあったMVNO選びをすることが不可欠です。
つまり残念なMVNOをリストアップすることはそれを反面教師としてあなたに最適なMVNO選びをするための事前準備となる可能性が高いのです。
一つしか星を与えられない(もしくはそれ以下)のダメダメなMVNOをまとめて駆逐(くちく)し、あなたによって三ツ星・五つ星評価を与えられる最良なMVNOを抽出していきましょう。
残念なMVNOへの好意的解釈
つまりこういう事です。
あなたにとって無害・無益でないならばそのMVNOは許される。
以下にダメMVNOの傾向をリストアップしますが、もしあなたにとってその性質が無視できる類(たぐい)のものならば星の評価には加えないようにして下さいね。
スマホ機種の紹介がいろいろとショボい
web契約できるMVNOが多いですが、いざ販売ページ(契約できるページ)でスマホ選びなど検討しようと思ったらスマホ機種の紹介がやたらとあっさりしている。
そういう傾向のあるMVNO(のwebサイト)がいくつかあるようです(いや、かなりある)。
逆に言えば、それらのMVNOは著作権だの商標権等各種のガイドラインや法律に過剰反応しているのかもしれませんから、優良業者である可能性も高いのですが。
でも残念な事に、スマホ機種の詳細なスペックを確認することができません。まるでツイッターのつぶやきかと見まがうレベルの文字数での、簡潔なスマホ機種紹介。小さいスマホの写真ないしはイラストのみ。
逆に言えば(くどい)、スマホのスペックなんて見たくも無いというあなたにはおススメなのかも、ですね。
やたらと追加オプションをつけたがる
オプションがいくつもリストになっていて左端に既にチェックが付きまくっている(外すのは可能)、ようなイメージのweb契約ページ。
格安SIM単体のサービスでは安い契約となってしまう為、追加のオプション・サービスで何とか単価を上げたい!というMVNOの心の声が聞こえてきそう、な契約ページですよね。
逆に言えば、それだけ多くのオプションを提供できる有力なMVNOである可能性も高いのですが、一部悪質で低品質な業者もあります。注意しておきましょう。
最初(契約時)だけはサポート対応が良いけど…
釣った魚には餌(えさ)をやらない
というタイプのパートナー、もといMVNOです。
最悪、ですよね。
ごり押しすれば契約前・契約直前同様サービスを受けられる可能性もあります、あなたの交渉能力次第ですが。
無店舗系のカウンター販売型MVNOで典型的な気がします。というのは、カウンターで対応しているのは販売員でありMVNOの社員ではないからです。
いずれにしても、MVNOのアフターサービスへの過剰な期待はせず、自己責任・自己完結な格安SIM運用を心がけるのが基本ではありますね。
とにかくつながらない(その1:ネット)
ピーク時(昼間や夕方、深夜など)に利用者増加によりネット速度が極端に低下してしまう、要はキャパ(容量)の低いMVNOです。
激安型MVNOや経営力の乏しいMVNOではしようがないですね。
人気が能力をうわまわっている(一時的ケースが多い)MVNOでは容量(契約人数)以上を抱え込んで通信設備での対応が追いつかないため、ピーク時のネット通信速度が低下しがち(もしくはつながりにくい、頻繁に切断されるといった症状)なようです。
準キャリア系のMVNOではそういった心配とは無縁なようです。
- UQ モバイル
- Y!モバイル
その反面、MVNOとしては料金が高めですが。
とにかくつながらない(その2:ヘルプ・サポート)
少人数経営でコストダウンを実現している、無店舗販売系のMVNOに一部見られます。
もしくは、サポートのダイヤルがたらい回しであったり、サポートの窓口がwebなどからわかり難く(故意に)表現してあったりとか。
メール(専用フォーム)での質問、回答は後日
といった類のサポートも同罪です。もしも回答が迅速ならばその限りではありません、が。
2年目以降のSIM月額がグンと跳ね上がる
一般的にスマホキャリアやMVNOという企業は、長く契約すればする程メリットも大きくなるという性質とは相反しています。
それをまず容認しましょう。
一年目はとにかく安く利用できるのですから、それを良しとしましょう。
でも、契約時にその文面(パンフレット、口頭、webサイト)を見逃してしまいがちなあなたには注意する必要がありますね。
意外と多いのです、このタイプ(初年度のみの割安料金を大きく表示している)での料金設定は。でも通常音声通話SIMは2年契約(もしくは3年契約)ですから、次年度以降の料金が跳ね上がります。
選べるプラン(ないしはオプション)が圧倒的に少ない
プランがずらっと並んでいてほとんどの項目にチェックが付いている(オプション料金が積み上がる)タイプのMVNOもイヤですが、あまりにもオプションが皆無であるのも拍子抜けですよね。
サービスを限定して提供している特化型のMVNO、もしくはよほど提供している厳選・おススメプランに自信がある有力なMVNOなのでしょうね。
後者はこだわりシェフのようなMVNOですが、力量は確かなようです(プランはまず納得のいくもの)から、敢えてオプションは必要ないかもしれません。
もしどうしても、メールだとかWi-Fi対応とかが必要なら他のMVNOを探すか、個別サービス併用で対応しましょう。
データSIMに非対応(あるいは選べる容量がわずか)
データSIMを提供していない、音声プラン主体のMVNOも一部ではありますが存在します。
データSIMで契約したいのに、というあなたはそういったMVNOは例え最大手MVNOでもバッサリと斬り捨てましょう。未練を残すべきではありません。
データSIMと音声SIMを併設して契約可能なMVNOがゆとりありそうでいいのですが、MVNOによってはある種の大容量プランで最安値のところを見つけることができます、数社比較してみましょう。