IoT時代にはスマホ5G通信用の基地局は不要、なのかもしれない

モノのインターネットの接続イメージ例、の画像

IoTとは一言で言えばモノとモノとのネットワーク通信です(本質的にはものすごく小さいIC回路同士のインターネット通信)。

RFIDって実際剥がして見た事あるのですが(※ユニクロの商品タグを)。コアとなるIC回路はゴマ粒以下の極小サイズで。実際には薄いアンテナ機能を持った通信装置?がナスカの地上絵みたいにひろがっているというか。そんな感じになってます。

スマホ用5G規格は4Gに次ぐ次世代の「超?」高速無線通信技術であり1Gbpだの10Gbpsだの喧伝されているようですが。2020年頃には実用化する見込みのようですが。

5Gはその目論む速度(1Gbp~10Gbps)を出せるようにするため、4GやLTEなどよりはるかに高い周波数帯が使われる仕様のようです。これは宿命的な弱点であり(このことは既にこのブログで述べました)、一言で言えば5G電波が

  • 「回り込みにくい」
  • 「つながりにくい」
  • 「障壁があったり室内などで速度が出にくい」

という弱点でもあります。

そうした事は開発計画時点でもちろん織り込み済みのようで、3Gや4Gとは別方式で対応する予定のようです。「マイクロセル方式」というらしいその方式は要は小型の基地局をたくさん作って直線的な電波でもなんとかつながるように工夫するというやり方を採る模様です。

でも思うのですが。

IoT技術ではモノ同士の通信だからそれはスマホのような人(というか個人情報)を介する通信と「ちょっと違います」

はっきりいってIoT通信においては、IDとパスワードの組(を管理する事がセキュリティの基本だが)を「ブラックボックス化」できる余地があるのです。

※その証拠の一旦として、水面下でスイスとか米国とかが「ファーウェイ」や「ZTE」のようなスマホメーカーを5Gから締め出そう?とう動きがありますね。それは多分このパスワードセットのブラックボックス化にとって支障があるからだ、と当サイトでは認識しています。

閑話休題。

IDとパスワードの組

だったら・・・その仕組みをもし今後開発するスマホ機体に組み込んでしまえば・・・個人同士がもつスマホそのものを(裏で通信する事で)「マイクロセル」つまり「小型基地局」にしてしまえるのではないでしょうか?

スマホそのものを小型基地局に(※そういうICを搭載)

まだそういった技術・特許は皆無なのでしょうが(あるかもしれないが私は知りません)、IoT通信でセキュリティ通信をブラックボックス化&高速化できるのならば個人所有のスマホ(ないしは次世代スマホ)を送受信のサブ基地局にできるはずです、恐らくは。

マイクロセル方式はPHS型の通信インフラ構築ですがそうしたことを今後やるとしたら5Gの通信料金は当面(数年レベル)の間は水道のごとく使い放題に出来る通信インフラとはなりえないでしょうね。

だから日本だけでも一億台以上のスマホ(もしくは次世代スマホ)をマイクロセルに置き換える(むろん補助的にではあるが)。インフラ構築コストは下がるはずであるしそうなれば使い放題で高速でなおかつ割安な5G回線が実現できるでありましょう。

大きな中継点としての基地局は依然必要ですし、それを補強するマイクロセルほどではないサブ中継点もやはり必要とはなるでしょうが、マイクロセル方式だけに頼るよりは基地局設置コストを大幅に抑えることができるはずだと当サイトでは推測してます。

セキュリティ面(ブラックボックスでいい)の安全性については慎重に技術を追求する必要があるのでしょうが、慎重を期すぎると開発遅延につながり兼ねません。

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