スマホを何に使うかにもよりますがおおむね2~3万円台の格安スマホをMVNOで選ぶなら極端に使い勝手が悪いということはないハズです。
動画を外出先で長時間観るとか、大量のデータをDL(ダウンロード)したりUL(アップロード)するといった派手な使い方はこの際無視するとして。
(※そういう使い方が悪いとは言いませんが、そのような使い方で快適に使うにはそれなりのコストを上積みする必要があるので、+2~3万円くらいですかね)
とにかく話を簡単化するため大容量データの常時使用はないものとします。
- 一つ二つの機能を捨てて選ぶ
- 型落ちシリーズから選ぶ
それらについて説明する前に、一つだけ捨てがたい機能を上げておきましょう。
くどいようですがやはりRAM(ラム)の容量で、最低でも2GB以上を厳守して欲しいものです(※android機種では3GB以上推奨)。オクタコア(8コア)のSoC(の中のCPU)を選ぶかRAM3GBを選ぶか?迷うことは無い、後者で決まり…なのですよ。
そもそもコア数は最低価格帯のスマホ機種でも4コア(クワッドコア)は積んでいる場合がほとんどです。確かにCPUのグレードは価格帯にふさわしいものではあります(処理スピードとかGHz とか)が。
でも考えて欲しいのは。
エントリー機種でそもそもいくつものアプリを同時に利用する(できる)つもりなのでしょうか?
むろん直接起動していないバックグラウンドなアプリ(デーモンという)用にも並行処理は効いて来るとはいえ、使い方次第で8コアか4コアの違いを吸収するのは比較的容易です。
でもメモリー(ここではRAMすなわち作業用メモリ)容量の違いを吸収するのは手間ですよ。ぶっちゃけアプリをフリックなりして手動終了させる以外の方法はほぼ皆無なのです(※標準的な使い方のもとでの裏技はありますが)。
スマホをある程度は快適に使えない状態ではストレスがたまるし精神衛生上良くない、と思いますよ。そういうわけでRAM容量は重要ですし最優先事項です(※特にandroid機種では)。
iPhoneではここでの主張が全くあてはまらないのですがその理由は若干複雑に説明を要する為、敢えてここでは述べません。一つ指摘しておきたいのは通常公開されていない(調査した人はいるので情報は入手可能)アイフォン(iPhone)の作業用メモリー(RAM容量)と比較しない事。もし比較するなら3倍増しで対応させましょう。
一つ二つの機能を捨てて選ぶ
一例を挙げるなら指紋認証(ないしは顔・虹彩認証)機能とか、防塵(じん)なり対衝撃機能を不要なら捨てることができるという事です。
ダブルカメラ機能(メインカメラにレンズが2つ付いている機種がある、高価格帯)を捨てるとかAI機能を捨てるというのもありますが、それらはむしろ価格面での妥協に相当するので。
micro-SD(もしくはmicro-SDHC, micro-SDXC)すなわち外部&補助記憶装置のことだがこれが無い機種もあります。補助記憶装置(内部の)つまりROM(リード・オンリー・メモリー)が32GBとか64GBで足りるならば外部補助記憶が無い機種を選ぶことでスマホ購入価格を下げることが可能です。クラウド(外部もしくは自前)を替わりに使うという手もあるので。
一般的にはスマホをまず価格帯とかメーカー別で選び、その次にいくつかの候補の中でどの機能を拾うか/捨てるかを決めると良いですね。
価格帯については大きくわけて3段階のクラス分けをすると区別しやすいです。
- ローエンド(エントリーモデル、初心者向け、低価格)、2~3万円台程度
- ミドルエンド(中価格帯、中級者向け)、4~5万円前後・程度
- ハイエンド(高級価格帯、もしくはフラグシップ機)、7~8万円前後~以上
型落ちシリーズから選ぶ
例えばASUSのZenfone シリーズなら 5ではなく4を選ぶなら型落ちを選んだことになります(※サブの名称次第ではハイエンドであったりミドルエンドであったりするのでそこは注意して下さい)。