スマホ以外の用途で格安SIMを活用してみよう

IoT機器は双方向ネットワークでさまざまな場所で活用されている

実は格安SIMスマートフォン以外のさまざまなモバイル端末へ挿入して使う事が可能です。

  • タブレット(iPadやandroidタブレット、windowsタブレット)
  • モバイルルーター(SIMフリー機種)
  • その他の各種、IoT端末

いきなりキャリアスマホからMVNOスマホつまり格安スマホへ乗り換えるのに躊躇(ちゅうちょ)しがちで迷い続けるくらいなら。スマホより手軽なモバイル端末とか、特殊用途のIoT端末で格安SIMを試してみるのも一つの手ですよ。

身近なモバイル機器で使う

ノートPC

ノートパソコンでSIM対応のものは一般的ではないようです。でもWi-Fiには通常対応している(Wi-Fi受信用の機器が搭載されている)ため固定回線(による無線LAN)あるいはスマホテザリングによるWi-Fi通信でネットにつなげるハズですから。

あるいはWiMAX搭載機とかもかつては一部で人気でしたが過去のものとなりました。やはりスマホやタブレットをメインで使う人がほとんどなので、SIM対応のノートPCというのは今では神話?レベルかもしれませんね。

タブレット

一口にタブレットといってもいくつかの系統があります。

  1. iOS対応の、iPad
  2. android OS対応の、androidタブレット
  3. モバイル用Windows 対応のウィンドウズ・タブレット
  4. Mac OS搭載のタブレット型PC
  5. Linux(あるいはUNIX)タブレット

俗にタブレットと言えば、iPad ないしはアンドロイドタブレットであり、ビジネス用途(や一部ゲーム用途)ではWindows搭載タブレットなどが主流のようですね。

タブレットではWi-Fi対応機と3G等モバイルデータ通信対応のものがあり、後者ではSIMが使えるのですが対応SIMについてはあらかじめ調べておきましょう。

SIM対応ならおそらくデータSIMで使えますから音声通話SIMより安いコストで運用可能です。外出先からでもネット対応可能なモバイル端末としてタブレットを利用できますよ。

ゲーム機

wi-fi対応機が主流ですが、一部のネット対応ゲーム端末はSIM対応のようです。これもデータSIMでいけます。

モバイルルーター

これはSIMフリー機と銘打ったモバイルルーターなら格安SIMで運用できます。というのは通常はSIM一体型のモバイルルーターというものも存在するからです。

あと対応SIMがau系とかsoftbank系に限られている機器もあるようです。仮に別系統のSIMを搭載して通信可能であってもあとあとでなんらかの不具合がでるかもしれません。あらかじめ(契約前に)対応SIMをチェックしておきましょう。

なおモバイルルーターを一つ運用すべく持ち歩けば、wI-fI通信によってさまざまなモバイル端末を複数運用可能ですよ。

SIMフリー機

SIMフリーと銘打ったモバイルルーターなら安心です。主にdocomo系列の格安SIMで運用できます(もちろんドコモのSIMでも運用可能)。

格安SIMの中でも、データSIMなら大容量の月額契約が低コストで利用できますよ。

いろいろなモバイル機器(SIM対応)で試してみよう

デジタルカメラ

一部のデジカメではSIM挿入に対応しているようです。外出先でスマホ等なしで単機での写真・動画アップロードとかクラウドストレージへの保存、などの用途に使えます。

翻訳機

いわゆるIoT機器としてリリースされているポータブル翻訳機は、クラウド上の各種翻訳用サーバーと通信のやりとりをして数10カ国語への同時?翻訳を実現しています。

もちろんSIMなしでも利用できますが、通常はなんらかのWi-Fi通信が可能な状況でないと翻訳作業ができません。というのは単機で翻訳機能を持っているのではなく、仲介作業に特化しているからです。つまり翻訳前の言語をサーバーにインプットし、サーバーで翻訳済みの言語をサーバーから入手(web経由)して音声等でアウトプットする、というのが翻訳機の本質的な役割なのですから。

SIM契約はデータSIMで可能かどうかは一応メーカーやサービス提供業者に一度確認を取っておいたほうがよいでしょう。というのは翻訳機用の専用SIMが(おそらくdocomo系統なのでしょうが)かなり割安で月額契約可能なようですから。

ちなみに、単機で(ネットにつなげないで)翻訳できるスタンドアロンな翻訳機はかなり割高になるかもしくは使い物にならないレベルで低機能な可能性大、ですよ。なのでスタンドアロンな翻訳機はあまりおススメできません。

屋外防犯カメラ(SIMカメラ)

例えば自宅モニター用のwebカメラなら、自宅に引いてある固定回線から(Wi-Fi経由でもいい)サーバーとやりとりできるのでSIMとかは必要ありませんが。

屋外設置型の防犯カメラとかは自宅固定回線からのWi-Fiにつなげて使うという利用法が困難なケースですね。そういった用途ではSIM対応の防犯カメラというのがあります。

俗にSIMカメラという呼称もあるようです。

割安なデータSIMで運用できるか、チェックしておきましょう。

その他:各種のIoT機器

近い将来的にさまざまなIoT機器がリリースされる見込み大で、既出の防犯カメラのような用途ではスマホと通信(ないしはスマホから遠隔操作)するために、自身もSIMによってサーバーと相互通信できないと動作しないIoT機器も増える可能性があります。

※何故スマホ遠隔操作においてIoT自身にもSIMが必要なのか

まず、スマホで直接操作するならWi-Fi通信に対応していれば十分なのですね。スマート家電とか…..炊飯器とか冷蔵庫とか。

次に遠隔操作ですが、これも固定回線や公衆無線LANなどのWi-Fiによる送受信が得られれば動作可能です。

そしてそのどちらもできないケースでは。

この場合、自身でなんらかのネット通信手段が必要です。なのでSIMが挿入・利用できる機器で無いとIoT端末として成り立ちません。

IoT端末といっても、24H常に通信していてはパケット通信費がとんでもない大容量になってしまいますが。でもその必要はないでしょう。というのはスマホから遠隔操作して要求に応じて通信量を増減可能だからです。

例えばペットのモニター用IoTカメラ

カメラは24H動作していますが、サーバーと24H一分一秒のレベルでネットワーク送受信し続けている必要はありません。というのは、スマホからサーバーにアクセスしてIoT機器のプロパティ(アトリビュート、属性)を変更した時点で一分一秒送受信するモードに一時的に切り替えればよいからです。

逆に言えば常に通信しっぱなしの動作しかできないIoT機器はネット通信量ひいてはSIM月額が割高になりますので、契約を控えるべきでしょうね。

※そのためには、5分なり30分ごとにIoT機器のプロパティ(属性値)変更の有無を確認するためのサーバーとの相互通信は必要になりますが、パケット容量はそんなに消費しない造りにする事が可能なはずです。

※ペットの連射や動画撮影をサーバーにアップロードとかできます。音声で呼びかけたりとかも。

※集中的なペットのモニターを終えれば、プロパティが元の値に書き直されて復帰して(節約モードに戻る)、SIMのデータ通信量を節約できるでしょう。

MVNO選び

その前に、SIMの種類は

データSIMでの契約を想定しています。

つまり音声通話SIMは必要ないということです。ネット中心に使うことを想定しているので音声通話機能の付いた割高な標準SIMをわざwざ契約しなくてもよい、という意味です。

データSIMに対応していない(契約できない)MVNOも存在する

でも音声通話SIMでの契約・プランしか提供していないMVNO(格安SIM/格安スマホ業者)も実はいくつか存在します。

というよりは、キャリアに近い高品質な通信設備を提供可能なハイグレード気味のMVNOでは音声通話プランのみ提供である可能性が高いのです。

  • UQ モバイル
  • Y!モバイル

(その点楽天モバイルはむしろ異質というか。)

激安傾向なMVNOが狙い目

最安値とかを標榜(ひょうぼう)したりアピールしているMVNOが狙い目、という意味です。

  • 楽天モバイル
  • IIJmio
  • OCN モバイル ONE
  • DMM モバイル
  • BIGLOBEモバイル

など。

まだ探せばいろいろと見つかりますよ。

最安値強調タイプ

楽天モバイル、DMMモバイルなど。

大手MVNOでも案外最安値のデータSIM契約を提供している感じですね。キャッチフレーズがいいのでしょうか。

でも通信量があなたの用途に適しているかは要チェックです。月1GBとか500MBとかでは通常は物足りないでしょうから。

あなたの欲しい月額通信容量(GB)もしくは大容量においての最安値をチェックするのが正解です。

音声通話SIMとの併用型

音声通話SIMと並行してデータSIM(もしくはSMS対応データSIM)を提供しているMVNOはかなりの数が存在します。

音声SIMは通話可能で携帯番号が付いている為か、データSIMよりも幾分割高です。ネットだけの利用ならばデータSIMがコスト面で有利です。

気軽に契約できるMVNOタイプ

プリペイド型SIM

b-mobileなど前払い方式で店舗購入可能なSIMならば、データSIMを気軽に導入できますよ。

無店舗販売

別名、web契約型のMVNOですね。店舗を有するMVNOよりコスト面で有利なため激安傾向も高いです(※その反面通信品質は未知数、ですがね)。

特殊サービス型

LINEモバイル(LINEやSNS特化)とか、TONE mobile(TSUTAYA)とか。プランを限定してSIM販売(もしくはスマホ販売を併設)している格安業者の中でも異質のMVNOです。

TONEモバイルのSIMは専用端末でしか利用できない(しかも音声r通話SIM)イメージありますが、IoT端末で利用できるかもしれないので一度問い合わせしてみるといいですね。

 

 

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