スマホ用IP電話アプリで スカイプ(Skype)をおススメする理由

skype(PC用アプリ)でのビデオ会議のイメージ画像

日本では通話アプリとしてはLINE(ライン)に人気がありますが、Skype(スカイプ)も使い方次第では通話アプリとして重宝します

通常のスマホ用 IP電話アプリとしては外出先等どこでも使えるスマホのSkypeを使い、自宅では固定電話替わりにPC(パソコン)用アプリでテレビ電話のように使うなど。

PC用ではヘッドセットなどを使うと音質も少し改善されますし音量のコントロールもPC用スカイプアプリでは可能です。またテレビ会議のように使うなどスマホの場合と違って活用範囲も広がります。

つまり外出先では緊急時の待ち受けや発信用にスマホ用スカイプを使い、自宅などでは固定電話替わりとして留守録リストの参照や少し音声品質を上げた通話発信用にPC用スカイプを使い分けるのです。

料金はスマホ/PCと両方使っても共通ですからIP電話の安さをメリットとして享受しつついろいろと活用できます。

Skypeは手軽に使える IP電話サービス

アプリとして

スマホ用のアプリとしては、Google Play ストア(android用)や App Store(iOS用、アイフォン用)からダウンロード(DL)できます。インストールもすぐにはじまります。

PC用のアプリとしては、Skypeの公式ページからDLできますがMac PC用とWindows PC用でダウンロードするアプリも異なります。

Skypeのサーバーを通してスマホ上スカイプの連絡先は、PC上スカイプのそれと連携されます(※一部連絡先を切り離して使う事もできないことは無いですが)。

Skype ID

スカイプ同士の通話は基本無料ですが、これはSkype ID同士の通話となります。PCではネットにつながっていれば可能なのですが、スマホ通話ではWi-Fiによる通話が必須となります(※LTE/4G通信だとうまくいかない可能性あり)。

オンライン番号を契約しておけばSkype IDを出さないで通話(受信・発信)もできますが、別料金が毎月かかりますし個別の発信にはIP電話サービスとしての標準的な従量制料金がかかります。

Skype ID同士ではチャットサービス(SMS的な)なども可能です。

スカイプIDでのスカイプ利用は無料であるメリットを生かして、ビジネス用途でも意外と使われています。小規模ビジネス、個人事業主、サポート用途限定など。顧客側とも相談し割り切って使うならコスト面で有利ですし気軽にコミュニケーションできるツールとしてSkypeは重宝しますよ。

オンライン番号

毎月の基本料金が必要となります(※クレジットカードなら月300円などサービス名により異なる)が、050ではじまるIP電話番号を取得できますよ。

Skype番号という呼称ですが、クレジットカードが利用できなくてもSkypeクレジットなどでプリペイドチケットをコンビニなどで購入可能です。

通常のIP電話としてもちろん使えますので、各種電話からの受信が可能です。固定電話番号の替わりとして使っている人も多いようです。

受信時は無料なのは固定電話や携帯電話の日本利用時と同様です。発信時には基本料金とは別枠で従量制の料金がかかりますが、スカイプの通話料は3分8.6円(固定電話への発信時)など割安です。

通話の適用範囲

出来ない事

これはスカイプ以外のIP電話(050番号)の特徴でもありますが、緊急番号への発信がSkype番号ではできませんが割り切って使うほかありません。

  • 110(警察)
  • 119(消防署)
  • 0120(フリーダイヤル)
  • その他特殊サービスの電話番号

など。

出来る事

以下の電話へSkype番号から発信が可能です。

  • 携帯番号への発信(ガラケー/スマホ)
  • 固定電話へ
  • IP電話へ
  • 海外(国際電話)

発信方法

海外発信用のプレフィックスを常につける

元々スカイプのSkype番号による発信ではプレフィックスとして +81 をつけるきまりですが、これは国際番号用の発信を意味します。

連絡先

  • 好きな名前をつけられます。ニックネームやハンドルネーム可。
  • 住所録から連絡先を追加できます。
  • PCなどと同期が可能。

注意点としては、オンライン番号での発信は「非通知」である事です。携帯への発信時は現在においては番号表示不可を幾分過剰に示す特殊な表示となっています。なお固定電話への発信時番号通知を利用しているとは限らないのでスマホ・携帯よりは遠慮せずにコールできる可能性が高いです。

受信方法

アプリ立ち上げ時

掛かってきた電話に直接スカイプアプリで受信応答することが可能です。でも特にスマホではSkypeアプリを常時立ち上げておくとバッテリー消耗も激しいようで、それには別の対策をとるのが実用上おススメです。

オフライン時

アプリを起動していない、又はアプリは起動しているもののWi-Fiにつながっていない時。

ネットが使えなければIP電話は作動しませんからSkypeで受信応答が出来ません。でもスカイプのサーバー上で受信の記録は残りますし一定数の呼び出し回数の後留守番電話が作動します。

標準機能の留守録は無料で利用できますが、メッセージが英語だったりします(※これは無料でも自分の音声等に変えられます)。

留守番電話はテープメッセージのように受信履歴に表示されます。そして後で留守録スピーチをスピーカー再生したりできます。

また受信の履歴メール通知によりお知らせする設定にしておけば、スカイプアプリを普段常時立ち上げていなくても留守録があったことを時間差で把握可能になります。つまりリアルタイム受信を捨ててスマホバッテリーを効率よく使いつつ留守録コールにも備える、という使い方も可能なのです。

PCでの使用

パソコン用のSkypeアプリはいろいろと細かい制御ができます。

skype(PC用アプリ)での音量コントロール設定、のイメージ画像

細かい設定が可能

スマホ上のSkypeアプリよりはいろいろと細かな制御が可能です。たとえば上の画像では音量コントロールでヘッドセットのスピーカーとヘッドフォンの音量をテストしています(※マイクとスピーカーを)。またスカイプによるビデオ式電話システムなら、カメラのテストも利用できます。

固定電話替わりにも

固定電話を実質的に使用していないのに毎月基本料金がかかっているので解約したい。でも時折掛かってくる不特定な電話の待ち受け用電話番号は一つ確保しておきたい。

それならスカイプのSkype番号(050)をPCで待ち受ければ、固定電話番号替わりになりますよ。ちなみにPCは常時立ち上げていなくても、Skypeのサーバーが24H待ち受けてくれるので、PCを立ち上げた時にスカイプアプリで受信履歴や留守電も確認できますし折り返しTELをかけることも可能です。

ちなみにスマホでも受信履歴を同様に確認できます(※但し、PCで掛けた通話履歴はスマホに反映されないし逆もしかりです)。

なお、FAXについてはスカイプ公式によると現在サービスを提供していないようですが、サードパーティー経由でFAXサービスを利用する手段はあるということです。つまりオンライン番号とスカイプ及び外部サービスとの連携ならばFAXも利用できるようです。

スカイプの特徴

050Plusほどは日本で知名度が低いかもしれない、IP電話(及び関連サービス)アプリのスカイプ(Skype)。スマホやPCで使うための基礎知識を説明していきます、スカイプを使う上でのメリット、デメリットなど。

Skypeを使うメリット

オンライン番号

スカイプのIP電話番号を取得する方法・サービスには複数のサービスがあって混乱しやすいですが、例えばSkype番号ならクレカ支払で月300円のものがあります。

支払い方法や契約タイミング等によって料金が異なるなど案外不明瞭な点もありますが、一般的に長期契約の方が月単位よりお得、クレカ払いよりSkypeクレジットが割高などの特色はあるようです。

クレカをSkype支払に使いたくないなら、Skypeクレジットが便利です。コンビニでチケットを購入後にPC又はスマホ等でクレジットを有効化後使用できます。Skypeクレジットはプリペイド扱いなので、基本料金と従量制料金(通話料)の両方に使用できます。

契約期間

これはあまり知られていない事かもしれませんが、スカイプのSkype番号は契約期間がかなりルーズな設定になっています。端的に言うと、次回の更新料など支払いを忘れていたりして(※つまりは料金滞納ですね)も即座に強制解約にはならない、という仕組みらしいのです。

90日くらいの猶予があります、その間オンライン番号(Skype番号)は一応保留され続けますが、他の人が同一の番号を取得してしまう可能性はあるかもしれません。

クレカやSkypeクレジット、銀行振込やPayPalなどで次回契約分をプリペイドすれば、オンライン番号が復活し再び利用できるようになります。支払をした日時から起算して契約続行というのが他のサービスにはないおもしろいところです。

支払いにルーズな人(失礼)にはSkype番号契約が意外と向いているかもしれないですね。

契約期間が選べる

月単位、三ヶ月、半年、一年(12ヶ月)契約などから選べますし契約方法の変更も随時(更新時に)可能です。又支払い方法の変更などもPCのアプリ経由で(※実際はブラウザでSkypeアカウントないしはMicrosoftのアカウントにログイン後)設定から可能です。

利用端末

  • スマホ
  • PC
  • タブレット?
  • ipodtouch (6G推奨)
アイポッド+モバイルルーター(ないしはWi-Fi)

この組み合わせにより、スマホと同様に外出先でもIP電話アプリとしてのスカイプが使えます。ただアイポッドは電話として使うにはWi-Fiが必須である以外にもハードウェアとしても通話に適切な作りにはなっていません

多分iPhoneとの差別化を図るためなのかもしれませんが、とにかくマイクやスピーカーの取り付け位置が何かおかしいです。でも気にしないで使えば通話には特に支障がないと(※幾分体育会的口調で)強調しておきます。

通話方法

通常の音声通話

既に述べたようなHW的問題はあるものの、とにかくIP電話アプリとして使えます。

テレビ電話的使い方

webカメラを使える端末なら、一対一でも多対多などでもビデオ通話可能です。そういう点では携帯・スマホの音声通話サービスと比べても比肩していますね。

複数人で利用可能な顔の見える通話システムとして、テレビ会議的な使い方をすると重宝しますし実際多方面で活用され続けている実績もあります。つまり個人利用だけではなくビジネスシーンでもスカイプ通話(カメラ付き)は活用できるのです。

Skypeのデメリット

携帯・スマホの音声通話と比較して

通話品質としてはスカイプは通常他のIP電話並みですから、やはり携帯・スマホの音声通話や音声通話SIMを利用したMVNOサービスよりは若干劣ります。

番号通知非対応

これが理由でスカイプはLINEのように広まらなかったと推測できます。LINEの頃はSNSを利用してメールや通話を代用する利用法が広まったのであり、時期的なタイミングをスカイプは逸したのかもしれません(※もちろんLINEの画期的なサービス展開が功を奏したという理由も大きいのですが)。

とにかく日本ではSkype番号(オンライン番号)で発信しても、日本の通話相手にはIP番号(050で始まる)は通知されずしかも特殊な表示がなされます。相手が受ければ通話は可能なのですが、番号非通知よりも悪意的?な表示がされることでスマホで受けてくれる人は少数なのでは?なのでスカイプの番号で掛けますよと事前に相手に断っておくと良いでしょう。

なお緊急番号(110, 119などやフリーダイヤルの0120)へ発信することができません。が受けることは可能なようです。フリーダイヤルからの留守電も録音テープに残ります。折り返し掛けるときは03などの携帯番号(従量制料金がかかる)が別に用意されていればそちらに掛けましょう。

通話アプリとして

はっきり言って使い勝手はあまり良くない、と申し上げます。かゆいところに手が届く作りとは程遠いアプリです、スカイプは。

でも通話(発信、受信)は一応こなすのでスカイプは割り切って使いましょう

PCアプリについて

どういうわけか年々アプリとしての性能が退化している?という個人的疑惑があります。どんどん使いづらくなってきているような気がして…

但し間違いなくスマホよりPCの方が各種設定がしやすいです、スカイプアプリ。

各種コントロール設定(音量の調節etc…)とか。住所録などもスマホからよりPCからの方が管理しやすいです。

その他

サービス提供企業

世界的大企業の一角であるmicrosoft(マイクロソフト)ですので安心感はあります。(※でも正直スカイプには消極的な印象を受けます、一ユーザーとしては)

サポート

マイクロソフトのチャットサービスSNS連携が受けられます。チャットサービスに関しては丁寧なリアルタイム回答が評判のようです。他にメールサービスによる追加支援も受けられます。迅速な対応とはいいかねますが、とにかく懇切丁寧な個人的印象があります。

他の IP電話アプリとの比較

050Plus

知名度・安定性・評判ともに明らかに負けています。世界ではともかく日本では。やはりキャリア(docomo)が提供するサービスなので、どうしても分が悪いようですね。

050PlusのメリットとしてはIP電話サービスであるにも関わらず番号通知機能が使えることでしょうか。スカイプは国によっては番号通知できるのですが、日本では携帯キャリアの影響力が働いてそういった機能が無効になってしまっているようです。

デメリットとしての筆頭はクレジットカードが契約に必要なことです。050Plusはドコモユーザーでなくても契約可能なのですが、クレカ払いでないと契約できません。

料金的には月350円などの基本料金+従量制の通話料金という点ではスカイプとあまり変わりませんね。そしてPC用アプリにも対応しています。ただ料金滞納などすると下手したら強制解約になるでしょうしスカイプのような温厚な対応(既出)はしてくれません。

viber

無料アプリですからそれなりのサービスと考えて差し支えまりません。無料アプリとしてはそれなりに優れています。評判もそれなり。まあ提供先がどこの国などかくらいはチェックして使いましょう、くらいにアドバイスをとどめておきます。

その他

IP電話アプリは幾つもあるようですが、むやみやたらと使いまわすよりは信念をもって一つ二つのアプリを使い続けることをおススメします。

スカイプに関しては、世界で利用されているという実績・安心・信頼から当サイトではおススメです。マイクロソフトの実質運営という点でも安心感はあります。

050Plusについては、日本での実績が大きいですね。docomoサービスという安心感で契約する人も多いです。

iPodTouch + Wi-Fi での利用

スマホ替わりに音楽プレーヤーであるアイポッド(iPodTouch6G)をモバイルルーターと共に使う方法については過去に記事にしました。

今回は iPodTouch でスカイプアプリを使いこなす方法に絞って説明していきます。

アプリ立ち上げ

スカイプアプリを常時スマホもしくはiPodTouchで立ち上げていると、バッテリーの消耗が激しいようです。

私はそういう使い方をしたことが無いので具体的な消耗量を把握していないのですが、常時待ち受け状態にアプリがバックグラウンド待機しているのが理由のようですね。

発信時のみスカイプアプリを立ち上げる使い方を個人的にはおススメしますよ。
(※但しスマホ・iPodなどと一緒にモバイルバッテリー等持ち歩いている方なら常時立ち上げでもいいかもしれませんが)

受信時

オフラインでも受けられます。つまりWi-Fiにつながっていなくても受信されますし、スカイプアプリがオフでも受信記録は残ります。

もちろんWi-Fiをオンにして+スカイプアプリを立ち上げた状態でないとリアルタイム受信つまり電話に出る事はできませんしコール音も鳴りませんが。でも事後的にメール通知などで留守録が入った旨をメール受信で知ることが可能なので、待ち受け専用ならスカイプを常時立ち上げていなくても対応可能ですよ。

IP電話での通話

ハードウェア的に

既にお話したように、iPodTouchは通話端末としては最適な作りになってませんHW的に。マイクやスピーカーの位置が明らかにおかしいです。

逆にいえばそれだけ、iPodTouchがアイフォンに肉薄しているという証明でもあります、どこかで差をつけないと…マズイというか(企業の事情としては)。

気にしないで使うのがここは大人の対応、といいますか。端末を裏返したりイヤホンなど使わなくても一応通話可能です。あきらかにPCヘッドセット利用時と音(あちらの音もこちらの音も)が違うのは間違いないですが。

つまりiPodTouchをWi-Fiとともにスマホ替わりで本気で使いたいならば、周りのことを過剰に気にしないのが基本ルールとなります。

支払い

クレカ

クレカ払いが一番便利でなおかつ料金も安いのですが、Web上でのやりとりはセキュリティ上不安もあるでしょう。特に最近ではメールによる詐欺も頻繁に起こっています。なのでできるだけスカイプアプリを直接立ち上げた後ブラウザログインもアプリ経由で行いましょう。メールアプリからのリンク起動(及びその後でのID・パスワード入力)は場合によっては危険ですので(※詐欺サイトの可能性が生じる)。

Skypeクレジット

コンビニで購入できます。基本料金の支払いと各通話料金(従量制)の両方に使えます(※前者はプリペイド、後者はプリペイドからの引き落とし)。

プリペイド残高はアプリから確認できます。

注意する点はプリペイドは半年間のみ有効(※スカイプアプリを全く利用しないで半年ほど放置した場合など)という縛りがあることです。なので多額のSkypeクレジットを購入後放置していると金額が消失してしまう可能性もあります。

その他

銀行振込

対応していますが支払いが反映されるまで数日を要します。又振り込み時には契約者名の前にSkype IDを手入力してから振り込まないと、料金支払が反映されない事があります。

PayPalなど

各種クレカ代用サービスが使えるようです、スカイプアプリ(※ブラウザ経由)設定で支払方法を変更できますが、そこにリストされているサービスが主に利用できます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA